2011年12月14日

「勉強はしてはいけない」中3ST君

 教室では、ロジカル・ライティングクののち、リティカル・シンキングの基本を学んだ中学三年生ST君に、普段言われていることと逆の主張を打ち立てられるか、宿題を出しました。かなり悩み、三回書き直していましたが、なかなか秀逸な出来でした。

【原文】
勉強はしてはいけない。なぜなら、大切なことは、勉強の中だけにあるわけではないからだ。知識を知っていれば、テストで高得点をとれるかもしれないが、それだけでは人間としての面白みに欠けるだろう。たとえば、旅だ。原爆ドームを例に挙げてみよう。原爆ドームは、教科書の写真だけでは壊れている建物としかわからない。しかし、実際に見てみれば、恐怖を具現化した衝撃的なものだった。このような発見を繰り返して、独自の人間性が創りだされる。机の上の勉強では得られないものなのだ。

【講評】最初は本があまり好きでないという相談でいらした男の子でした。今はさまざまなジャンルのものをよく読んでいます。ニュースレターにも書きましたが、クリティカル・シンキングは閉塞感ある現実を打破するのに、少し視点を変えていく、現実をクリエイトしていく力にできます。よい具体例を考え出せたと思います。あえていえば、もっと「勉強」を否定して別の価値観を打ち出してもらいたかった(笑)まだクリティカル作文の二作目なので、今後に期待しています。
posted by まつさくら at 13:56| Comment(0) | クリティカル作文