2017年07月24日

読書感想文優秀作品/小6

「守りたい『時』」AHくん


私が低学年だったころの夏休み、毎日のように友達が遊びに来て、私の家はとてもにぎやかだった。そして、
部屋には笑い声がひびいていた。しかし、六年生の夏休み、私はがらんとした静かな部屋に一人ぼっちでいる。
 
 そんな私が読んだ本は、「永遠の夏休み」。このお話は、主人公ショータの親友のタケルが死んだことから始ま
る。私は今年、祖父を亡くしている。少し前までは、その事を受け入れられなかった。自然と私は、ショータの
事を自分と重ね合わせて本に入り込んでいた。
 ショータは、受験勉強でいそがしいからと言って、お母さんにタケルのお葬式に行く事を許してもらえなかっ
た。私だったら、お母さんを何としてでも説得していくと思う。タケルは、ショータ達にとって親分で兄貴のよ
うな存在だった。そんな親友なのに行かなかったショータが、私にはとても薄情に思えた。
 しかし、それは思い違いだったようだ。ショータ達はその後、子供だけでタケルとの約束、天命水を見つけ出
すという事を果たしに山へ登る。しかも、親達には内緒で行くというのだ。夏になれば毎年。山へ行った人がそ
うなんするという事件がテレビや新聞で報道されている。実際タケルもそうなんして死んでいるのだ。なぜ、シ
ョータはそのような危険を冒してまで山へ行こうとしたのだろうか。
 そこには、ショータ達のタケルに対する思いがあった。ショータ達は、タケルとの約束束をどうしても守りた
かったのだ。タケルがショータ達の願いをかなえてあげたいがために山へ登ったという事を知った時、私は胸が
しめつけられるようだった。親友というものは、距離が離れても、死に別れても、たとえどんなことがあろうと
もつながっているのだ。
 そして、私はある事に気づいた。子供もいつかは大人になる。だから、子供の時間はすごく貴重だ。こんな親
友を得る事ができるのだから。そして、そういうすばらしいものは、だれかの言いなりでは見つける事ができな
いようなものなのだ。
 確かに、ショータのお母さん達が言うように、勉強をする事も大切だ。私もよく言われる。それにはむかって
でも子供には守りたいものがある。そして、それを得る為に、時には自分の意志で行動する事も必要となってく
るのではないだろうか。そうして、この夏はショータにとって永遠に忘れられない夏休みとなった。
 低学年のころは一緒に遊べていた友達も、今はおたがいに塾があり遊べない。そうやって、友達とすごすかけ
がえのない時間は減ってきているのだろう。
 あと半年という残り少ない小学校生活だが、友達と過ごす時を大切にしたい、と私は思った。



※「永遠の夏休み」折原みと作
posted by まつさくら at 13:07| Comment(0) | 日記
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